陽だまりのなかで

昨日よりも今日もっと好きになったから明日はもっともっと好きなんだろうな

君だけに巡り逢うために

担降りという単語は、世界で最も私には無縁の言葉だと思っていた。


緩やかな嵐ファンだった当時中学生の私は、Sexy Zoneデビューをきっかけにジャニオタの世界に足を突っ込み、神宮寺くんの担当となり、NEWSに少しハマり、20周年フィーバーをきっかけにV6にハマり、ミュージカルにハマり、自担のデビューを経験し、あすかなをきっかけになにわ男子にハマり、KPOPにハマり…手広くジャニーズ全体の動向を把握し、行きたい現場があれば見境なく行き、見たいものがあれば制御することなく見る。


そう、私は誰がどう見ても「誰でも大好き」タイプのDDオタクである。

自担以外の現場数が自担の現場数を上回るなんてことも普通。


「推しは、増やすもの」
「推しは、多ければ多いほど楽しい」

を自分のモットーとし、どんどん好きを増やしていって楽しくオタクをしている。
なぜ私がDDなのかというと、たとえば現場がない時、たとえば色んな事情で距離を置きたくなった時、推しが多ければ多いほど心の拠り所ができるからだ。
また、人生の半分以上をジャニオタとしてすごしてきた私は、日常で何か辛いことがあった時、現実から目を背けたくなった時、全てを忘れられるほど浴びるようにアイドルを摂取したくなる習性があった。だから、たくさんの"好き"を作ることが私の支えとなっている。


ただ、かと言って私の中で常に推し全員平等な好きというわけではない自覚がある。
実際のところは、「長年神宮寺勇太くんを応援してきた時間と愛」というものが私の幹となっていて、大きく太く存在感を放っている。そして、私の増え続ける推しというのは、その幹から沢山の枝が伸びて葉をつけているようなものであった。
別に今のこのオタクスタイルに全く不満はないし、枝葉は増やせば良いし、増えただけ豊かになるし、そもそもその幹を植え替えるなんてこと全く必要がないし、あり得ない。そう思っていた。


究極DDの私にとって、「担当」という言葉を定義するのは難しい。
でも、今回あえて定義するならば
「誰よりも深い愛情を注ぎ、一分一秒も惜しまずその輝きを見続けていたい人」
のことだと思う。



別に掛け持ちでもいいじゃん。
今まで通り、推しとして色んな人を応援していればいいじゃん。
担当制度なんて強制じゃないじゃん。
別に自分が好きなスタイルでいいじゃん。


何度も自分自身に言い聞かせた。
しかし、今まで神宮寺くんに注いできた大きな愛と同じくらいの愛を持って、どうしようもなく大好きになってしまった藤原丈一郎くんのことを、これからは心の底から応援していきたい、と思った。
片手間ではなく、
数ある枝葉のひとつではなく、
私の持ちうる全ての愛を持って、
彼のファンでありたい。

そう思った時、「藤原丈一郎くんを自担と呼びたい」という気持ちが沸いてきたのは自然なことだった。




本当のことを言えば、神宮寺勇太くんのファンとして生きてきたこの8年間の思い出と肩書を置いて、未知の世界に足を踏み入れるのはちょっと怖い。

でも、ものすごく純粋な藤原丈一郎くんへの「好き」の気持ちが私の心の99%を占めていく。
どうしても「丈くん最高!天才!かわいい!かっこいい!最高!」という気持ちが止められない。何を見ても、何を聞いても、アイドル・藤原丈一郎くんが、好きで好きで仕方なくて、どんどん好きになるしかない一方。それは怖いくらいに。
そして、今世界で最も美しく光り輝くこの瞬間のなにわ男子の7人が描いていくストーリーを、一分一秒も、一ミリも、一瞬も逃さずに見守りたい思いが溢れて、泣きたくなる。



神宮寺勇太くんのファンをしてきたこの8年間は全てが宝物だった。
鼻水を垂らしているようなガキンチョだった私に、たくさんの楽しさと喜びと幸せを分け与えてくれた。
神宮寺くんの夢が、私にとっての夢であり、そうして、彼の人生が私の人生の中に溶け込み、同じ時間を刻んでいくことが、私をとても豊かにしてくれた。
いつの間にか、アイドル・神宮寺勇太を応援することが、私の人生の一部であり、一番私が私らしくいられる場所、そしてアイデンティティーとなっていた。


それを置いていくのはちょっと不安だけれど、
丈くんへの"好き"という気持ちが爆速で心の中を荒らしていてどうしようもないくらい爪痕を残しているのに、そんな気持ちをねじ伏せてオタクをするのはもっと辛い気がして。

オタクは所詮趣味。
楽しいからやってるんだもん。
だったら、もっと楽しい方に、自分の気持ちの赴く方に流れた方が良いよね。






神宮寺担として生きてきた約8年。



とびっきりかわいいかおをした男の子を見つけた日。
なんとなく当時好きだった人に似ていたから。
理由はたったそれだけ。
それが、全ての始まりだった。

一緒に登下校していたお友達に「私、最近神宮寺くんが好きなんだよね」と打ち明けた日、初めてのドラマ出演が嬉しくてはしゃいだこと、学校の机の端に筆記体でこっそり書いた「神宮寺勇太」の文字、学校から走って帰って少クラの番組協力に向かってる時の胸の高鳴り、人生初めてのファンサを神宮寺くんから貰って衝撃を受けたこと、少クラのネバストメドレーでカメラアピに必死な姿を見てさらに好きになったこと、少クラやヤンジャンで耳にタコができるほど聞いたya!ya!メドレー、初めて神宮寺くんの団扇を作ってSUMMARYを見に行ったあの夏の暑い日、腰回しばかりしてチャラい姿に恋心に近い気持ちを抱いていたこと、番協に参加しすぎて目を瞑っても歩けるようになった渋谷駅からファミクラへの道、塾に行く電車の中で必ず眺めたウォークマンの待ち受けの神宮寺くんのカッコいい画像、うちわを隠し持って行って塾のお正月講習を早退して横アリに走ったこと、第一志望に落ちて毎日めそめそ泣いてた頃励まされたTreasure、勉強至上主義の家庭だったため必死に勉強して許しを得て行ったせっかくの春コンにも関わらず神宮寺くんがいるのに他のJr.のうちわを作って持っていったこと、ステージでのふるまいとダンスの上達と会場の煽り役に徹する姿に感動して改めて自担にして良かったと思ったリアスコイベント、ビジネスチャラ男をやっと告白してくれてホッとした気持ち、初めての準主役級ドラマ出演のドラマ49、家庭の事情で部活動ができずに勉強と習い事とつまらない学校生活の繰り返しで鬱だった私を熱狂させてくれてチキバ、手探りで自分たちなりのシンメの形を作ろうと必死だったじぐいわのあり方に付いていくのに必死だったこと、伝説の番組ガムシャラが始まった2014、Sexy Boysクリエの案内メールを見て新宿伊勢丹で買い物中に飛び跳ねたこと、今でも体が勝手に動くハピラキ、ド金髪になった姿にもはや驚きもしなかったこと、シアタークリエに初めて行った時迷子になって開演前必死で走り抜けた日比谷、セクボ5人の中における神宮寺くんのダンススキルに心配し始めたこと、毎回岩橋くんとアレな感じだった$10、外部誌掲載が重なり圧倒的人気を感じたセクボ、SHARKでの順列でちょっとだけ湧き出た危機感、「GWなにするの?」と学校の友達に聞かれて「う~ん横浜行くかなぁ~」と答えた通学路、セク鬱の幕開けと共に始まったボ松に何も言葉がでなかったネットニュース、曲が素晴らしく良いことと神宮寺くんが当時のセクバラインでトップということが証明された喜びよりもセクゾの分裂が悲しくて仕方がなかったボ松結成、息継ぎなしノンストップラップの誕生に思わず笑ったDial Up、金髪チャラ男が急に黒髪御曹司になったとツイッターでバズってる様子をドヤ顔でみていたこと、体調不良で岩橋くんが欠席だったためほぼ初めて見るWゆうたのシンメに大興奮した勝利くんEXソロコン、運命が大きく大きく大きく変わったガムシャラSexy夏祭り2014、東京ブギウギとじぐいわの絡みをクスクス笑う人たちに本当に心底腹が立ったEX、想像をはるかに超えるパフォーマンスと会場の一体感に魂を燃やしたチーム者公演、最高で最強の神宮寺くんが夏を通してあらゆる方面で褒められて嬉しくてたまらなかったこと、チーム者大好き芸人と化した1ヶ月、グラスハープのキメたるJ!のサンタコスが私的神ビジュアルだったこと、岩橋くんの活躍と大体セクバ案件により神宮寺くんの今後の順列に不安を感じ始めたこと、Aクリエの発表を見てセクボクリエ以上にデビューの予感を感じたものの直後にバレーユニ廃止の訃報を聞き落胆した深夜、大体セクバが悲しくて神宮寺くんの初トロッコにも呆然と立ち尽くしてしまったセクパワ横アリ公演、一年間現場を我慢しようと強く決意した春、当日券の人数から圧倒的人気を確認したクリエAメン、これは絶対に絶対に絶対にデビューするに違いないと確信したVS記者会見のニュース、今までと比にならないほどのメディア露出に絶対に絶対にキンプリデビューを確信した夏、全米に感謝したゆうたの見分け方コーナー、チーム者に優勝してほしくて行きもしないのにスマホにdbアプリ入れて発声練習した深夜1時、練習風景が雑誌に掲載されたものの結局一度もお披露目されることはなかった神宮寺くんのバク転、「またすぐ会えるから!」と言い残し幕を閉じたサマステから秋になっても冬になっても何も音沙汰なく初めて干されを感じた日々、全然現場に呼ばれない中でもザリガニを腹に乗っけられて奇声をあげていた神宮寺くんを見てお腹がよじれるほど笑った神回、いつの間にかPrinceになっていたけれどそれでもこの3人が一緒なことに心底ホッとしたクリエ発表、キングが舞台班でプリンスがメディア班かとなぁ?♡いうことで納得した真夜プリスタートのニュース、一年ぶりの現場で変わらないバックJr.としての素晴らしい仕事っぷりに感心したウェルセク、キングハイビの躍進に震えつつPrinceの人気を証明したかった為に並んで当時の最高記録を更新したクリエ当日券、ファンカッションの経験が活きていることが嬉しかったビトラ、方向性が定まらずに勝手に不安を募らせてた時に与えられたPrince Princess、もうとにかくPrincePrincessを歌うPrinceが好きで好きでたまらなくてそれを観るためだけに行ったと言っても過言ではない六本木、という思いを抱きつつも他界隈ミュージカルとV6にどっぷりハマってしまったこととセクゾ5周年に向けてテンションが上がってたこととVS時代と比較して降格してる状況なのが辛くて見ていられなくて徐々に距離を置き始めた晩夏、今となってはものすごく後悔しているけれど「まぁいっか~」と思って行く予定だったジャニフワのチケットを譲ってしまったときのあのときの渋谷のカフェの景色、ミュージカル観劇とV6とSMAP解散のことで頭がいっぱいで何も記憶がない秋冬、「お前たちにあげるにはもったいないくらいの曲ができた」とジャニーさんからプレゼントされたPrince Princessが楽曲大賞未音源化部門で2位だったことに泣いた日、プリプリ2番の歌詞が天才過ぎて膝から崩れ落ちそうになったJr.祭り横アリ公演、なぜ一緒に活動させてくれないのにVS時代の曲を歌うのか?なぜあれほどかっこよくて売れる予感しかないグループをデビューさせてくれないのか?彼らはいつまでJr.のままで「keep on」しなきゃいけないのか?という怒りを家に帰って書き殴った私の現場ノート、大混雑すぎてもはや流れるプールだったたまアリJr.祭り、サンドイッチ買ってピクニック気分でドームに行ったら久しぶりのじぐれあ絡みに大興奮してスタンド席から叫んだ運動会、Jr.祭りの流れからのキンプリ活動再開を期待したシブヤノオト出演、「グループのことを誇りに思いつつも、現在のグループへの執着心はない」と言わせてしまったことが悲しく申し訳なかったステナビ、生涯忘れられない宝物ができたキントレPrince公演、いつもテスト期間と丸被りだったため「来年も同じことしてるのかな…」と思いながら最終公演前にテスト勉強してたこと、いつも最後まで余ってしまう緑グッズを無限ループで完売させたファンのものすごい強さに勝手に嬉し泣きしたバスの中、周りが院進する中一人寂しく学部就職を決めた時に励ましてくれた描いた未来、PON!出演時の天才的演出を見て韓国短期留学中に悶え死んだこと、正直Prince公演で3人の未来への覚悟を強く感じたので私の中でのキンプリへの未練が薄れたなと感じたキンプリハイB合同公演、「いつかプリンセスホテルでコンサートやれたらいいよな!」のセリフがあるのに全然発表されなくて飼い殺しか?と感じながら見た夢アイ、行けないことが悔しすぎたせいなのか突然の難聴と眩暈(感音性難聴だった)に苛まれてた湾岸初日の日、行けなかったことを一生後悔してる湾岸神宮寺くんお誕生日会、宝物になったPrice Prince Prince、待てど暮らせど案内が来ないのでほぼ諦めていたプリンスホテル単独公演のお知らせメールを見て人目をはばからず学内のメンストで飛び跳ねたこと、とびっきりのオシャレ着を用意してネイルをして心を踊らせながら降り立った品川駅高輪口、ずっとずっと夢心地で幸せいっぱいだったプリンスホテル公演、Princeネックレスをもらえた喜びで泣いちゃいそうだったこと、「水を得た魚のように生き生きと嬉しそうにきびきび舞い、目を見開き、客席を見て口角を上げてニコニコ笑って歌って踊る姿を見て、本当にたまらんな...?最高の幸せ」と強く思ったハピアイ、渋谷駅で電車を待っているときTwitterを開いたら目に飛び込んできた「『King & Prince』今春CDデビュー」の文字にその場で泣き崩れたこと、予約していた美容院の予定を2時間遅らせて一端家に帰り手を震えさせて泣きながら夕方のWSを録画したこと、本当に幸せすぎてこの世のすべてに感謝をした1/17、リア友と温泉旅行中に携帯触りすぎ!と怒られながらも必死でTLを読んでたデビュー曲発表イベントの日、バイトから帰ってきて深夜に正座をしながら観たシンデレラガール初披露、ガッツポーズをした映画初出演決定のニュース、世界一幸せな気持ちだったデビュー日、直接おめでとうと言えて嬉しかったお台場特別イベント、長年応援してきた&引継ぎなのに1stコン全滅だったことがショックで本当にずっと泣いた夜、ご縁あっていけることになった1stコンの美しい景色に涙腺が崩壊したこと、「お芝居がたのしい!」と言っていることが嬉しくなった部ダメ、帝劇に立つ神宮寺くんが心底好きだなと改めて感じたキンプリアイランド、初めて演出を手掛けてメンバー愛を感じた2ndコン、この舞台を観るために私はいままで生きてきたんじゃないかと本気で思って一生忘れられない舞台となったDREAM BOYS。






「君だけに巡り会うために」
そのために、私はあの日JJLを見たんだと思う。

神宮寺くんは、これまでも、今も、これからもずっと、私の一番星だ。
常に自分を信じ、揺るぎない覚悟をファンに示し続けていくその強さが好きだ。
ステージに立つ神宮寺くんが、何よりも幸せそうに、生き生きと光を放つ姿が好きだ。
胸を張り、堂々と、誇りを持ってアイドルとして生きている様が好きだ。

それはずっと変わらない。
これからも沢山の人を幸せにして、すべての選択を、すべての挑戦を、自分の未来への道に繋げていくんだろうなと思います。
私の人生を照らしてくれてありがとう。




非常に長ったらしくかつ自分の思い出振り返り担降りブログを書いてきましたが、肝心の降り先の藤原丈一郎くんにハマった経緯についてはコチラで書いているので割愛。
monkichi3013.hatenablog.com
この記事を書いてもう暫くで1年となりますが、この時から担降りを考えていたわけではなく、正確に言うとアオハル横浜公演が楽しくて仕方なくてその気持ちを忘れられずに城ホ京セラに行ったらめちゃくちゃに楽しくて仕方なくて覚悟を決めて今に至ります。

 
これから沢山のことばで丈くんのことを書いていく思うので、今は神宮寺担として神宮寺くんへの最後のことばを綴りました。



これだけエモい文章を7000字も綴っておいてあれだけど、
今後も懲りずにDDだと思うし、今年のキンプリツアーやドリボも行く気満々だし、もしいつか神宮寺くんのソロコンがあったら這ってでも行きます。「それで担降り?笑っちゃうよ」と思う人は沢山いるかもしれないw。何なら嵐V6セクゾも変わらず好きだしV6の今年のツアーは死ぬほど楽しみだし忍者にも手を出してるのでクリエ当たってほしいしSEVENTEENの東京ドームも行くし明後日はJO1のファンミに行くしものすごいDDだけども…!

それでも、京セラドームの高いところで幸せそうに会場を見つめて目を光らせる姿を見て、なんていうか、ほんとうに、私が胸を高鳴らせる理由なんだな、と思って。その輝く瞳と笑顔を、永遠に見ていたいな、って。
神宮寺担としての肩書から、藤原担の肩書を背負いたいと思いました。
これからも、今までと同じくらい楽しくて幸せなオタク人生を歩めたらいいな。


神宮寺勇太くんから藤原丈一郎くんへ担降りします。