陽だまりのなかで

昨日よりも今日もっと好きになったから明日はもっともっと好きなんだろうな

気まぐれな奇跡に酔ったその先~2ヶ月で関ジュにハマった話~

「ファンの人に焼け野原って言われてましたからね」

これがはじめて関西ジャニーズJr.の世界を覗いた瞬間だった。


3/3の朝、Twitterで話題になっていたROT関ジュ4回目を何気なくFODで見てみたのが全ての始まりでした。
西畑くん、大西くん、こーじ、室くん、みっちー、大橋くんは分かる。滝沢歌舞伎2018に出演していた丈リチャコンビ(?)とギターの正門くんは僅かに分かる。他の子は分からない。なにわ男子というグループが今キテるらしい。そういえばWUの表紙やってたし、カウコンにもいたな。Mフェアで水色の衣装で歌ってるの見たかも。関ジュを関ジャニ∞がプロデュースしてるらしい。
予備知識はこれだけ。
よく分からないけど、ジャニオタとしてまた知識が増えるから見てみよ〜!
そんな気軽な気持ちでROTを見たら、頭を殴られたような衝撃を受けました。


ROT4回目は、新年あけてすぐの、関西ジャニーズJr.大阪城コンサートにスポットを当てた内容だった。最終日は、室くんとこーじの関ジュとしてのラストステージ。カウコンから大阪城公演のリハ風景そして室くんとこーじの実質卒業公演という話だった。
その番組内で西畑くんが言っていたのが、冒頭のセリフだ。
私は2012年から2018年までJr.担をしていたので、Jr.のことなら大体のことは分かっているつもりだった。
でもそれは間違いだった。
関西のことは微塵も知らなかったんだ、と衝撃を受けた。
紫耀くんとれんれんが東京に行ったあと、そんな風に揶揄されてたことなんて1ミリも知らなかった。ただ衝撃で。何も知らなかったのに、東京Jr.を応援しているだけでJr.全体のことも知った顔でいた自分が恥ずかしくなった。関東と関西のJr.の世界は違うんだって。
大阪城コンサートの最終日、2人の卒業を公にはしていないが何となく雰囲気を感じ取り、すすり泣く会場。公演の最後に歌った曲が「My Dreamer」という曲だった。

果てしなく続く航海
今日も積み重なる後悔

卒業を悲しむ多くのJr.が、綺麗なお顔をぐしゃぐしゃにして泣いていた。
その光景は、あまりに異様で、あまりに美しくて。東京では、そんな姿、あまり見たことがなかったから。
どこまでもJr.という航海が続いていて、確約されない中、後悔の連続で、手探りで未来を手繰り寄せる。そんな風に感じた瞬間、関ジュという世界の奥深さを感じ取った。



それから私は関ジュに興味を持った。
私が知らなかった、勝手に分かったつもりになっていた関西ジャニーズJr.とはどんな世界なのか、なにわ男子というグループは何なのか、どんな思いで大勢の関ジュがあの日涙を流したのか、どれほどのものが彼らの絆をそこまで強くするのか。
その答えが知りたかった。
とにかく色々動画を見て、調べて、ブログを読んだり、たまに見るだけだったバーチャルジャニーズの配信を毎日熱心に見始めた。










そこで初めて出会った。

丈橋に。

丈橋という、とんでもないシンメに。


バーチャルジャニーズの配信を熱心に見始めると1週間もしないうちに私は熱心なあすかな信者となっていた。だからあすかなの中の人である丈橋に惹かれるのはそう時間がかからないことだった。


私がこれまで最も好きなシンメは、自担である神宮寺勇太くんに関連するじぐいわでもWゆうたでも無く、剛健とふまけんでした。剛健とふまけんはすごいんだよ。けれど、私の中のシンメ順位を最高速で塗り替えるほどの魅力で私の脳内にアタックしてきたのが、丈橋というシンメだった。

丈橋についての詳しい話は、私が語るなんぞおこがまし過ぎるので、割愛します。有識者の方々のブログをぜひ読んでください。



丈橋の「同じ景色を見てきてまた同じ景色を見ていく人」「三列目の逆襲」という言葉を学んだり、ビジネスシンメと公言していたことを知っていくうちに、シンメとしてのパワーの強さを感じた。


丈橋は、手を取り合って切磋琢磨しながらスキルアップし、お互いにお互いを憧れ続け、似ているようで似ていない、光と影ではない、太陽とヒマワリのようなシンメ。ちょっとお馬鹿ちゃんだけれども賢くて優しくて太陽みたいな大きな愛を持っている大橋くんとツンデレでたまに頑張りすぎちゃうヒマワリのような笑顔を咲かせる丈くん。
丈橋は、一見すると、年上の丈くんが年下の丈くんをフォローしてるみたいな関係に見えるが、実は大橋くんが丈くんを掌で転がして優しく見守っているような一面もあって、常に2人の矢印は循環関係にある。
2人を見ていると、ちっぽけな悩みも馬鹿みたいに思えるし、心が優しさで溢れて元気が出てくる。温かくて優しくて愛おしさを分け与えてくれる。2人が「俺は"仕方なく"大橋とおるんやから」「丈くんかわええな」という平和な掛け合いをしている姿を見る度、微笑ましさで心が満たされる。

丈橋というシンメは、美しくて強い。






丈橋の奥深さに魅了されていくうち、次に私は藤原丈一郎くんのことが大好きになった。


元々私は藤原丈一郎くんのことは何も知らなかった。顔と名前は僅かに一致していたけど、性格もバックグラウンドも何も知らなかった。野球が好きな関ジュが甲子に映り込んでいたという話は聞いたことがあったけど(笑)そんなまっさらな状態で毎日SHOWROOMを見ているうちに、私は、バーチャルアイドル・海堂飛鳥を演じる藤原丈一郎くんのひたむきさに胸を打たれました。


丈くんは、普段コントを書いたりするようなお笑い担当で野球がとにかく大好き。ラジオやテレビ、雑誌ではメンバーをいじったりつっこんだりすることが多く、王子様キャラとは全然違うタイプの等身大の23歳の男の子だ。一方、バーチャルアイドル・海堂飛鳥という男の子は、クール系のザ・王子様キャラという設定だった。ファンのことを「姫」「王子」と呼び、甘いセリフを囁いていく。
丈くんとは全然違うタイプだった。
でも丈くんは、そんな全然違うタイプのバーチャルを自分の中に取りこみ、自分のものにして、海堂飛鳥を作り上げた。
バーチャルジャニーズの配信がスタートしたのは、2/19。その初回放送がYouTubeに載っているので、とりあえず見てみてほしい。
youtu.be
その後約2カ月経過した海堂飛鳥くんの配信ダイジェストver.がこちら。(苺谷星空くんを演じる大橋和也くんが「カブトムシ」を歌っているのでこちらも合わせて聞いてほしい!)
youtu.be







……………………………………分かる?????
全然違うの。
初回の頃と今では、海堂飛鳥という人物が全然違う。
キャラクターも、発言も、声色も、セリフも。


丈くんは、海堂飛鳥として生きようと努力をしている。海堂飛鳥という人物を藤原丈一郎の中に確立させた。
私は、そんな姿に胸を打たれた。
調べていくと、藤原丈一郎くんは8歳の時にジャニーズ事務所に入所し、芸歴15年だと知った。ROTでは、大学三年生の時に就職をしようと企業の説明会に行ったという話をしていた。企業の人と話していくうちに「自分はやっぱり沢山のお客さんの前で喋ったりするのが一番活き活きする」と気付き、就職を辞めたらしい。
「だって人生を賭けるみたいなもんやから」
「ギャンブル中のギャンブルやなって」
「全国区に進出したいですね」
そう言って笑っていた。


丈くんは、良い意味で泥臭い。私はそう思った。でも、その泥臭さと粘り強さと努力で今がある。ひとつのことに向き合い、頑張り続けてきた15年間。何があってもへこたれない強さがある。
私はそんな藤原丈一郎くんの15年間のアイドル人生の欠片をバーチャルジャニーズというコンテンツを通して覗き見たうちに、人間味溢れる丈くんのことが大好きになった。
彼が目指す先を見たい。
これからの彼の未来が全て希望で満ち溢れていることを願う。




ここまで来たらお分かりだと思うが、私はROTやあすかながきっかけで、丈橋そして丈くんのことを好きになった。
そんな私がなにわ男子を、そして関西ジャニーズJr.を好きになるのは当然のことだった。

私はなにわ男子のダイヤモンドスマイルという曲を聴くといつも泣いてしまう。ダイヤモンドスマイルは本格的にハマる前に一度聞いたことがあったが、ハマった後に聞くと全然違った曲に思えた。歌詞の一つ一つの意味が彼らとリンクしていているように思えて、この世で一番ダイヤモンドの輝きに近いのはなにわ男子だと本気で思える。みるみるうちに7人の眩しい輝きに吸い込まれていく摩訶不思議な魅力をもつ楽曲。Jr.情報局に入っている方は会員動画#42の20:54辺りでパフォーマンスが見られるのでぜひ見てください。





関西ジャニーズJr.は独特の世界だ。
歴史や伝統があり、密な関係性があり、Jr.の距離感も現場の雰囲気も全然違う。正直分からないことだらけで、私なんかが偉そうに話したらどこからか石を投げられるんじゃないかとちょっと怖い。そんな偏見からなのか、私は今まで、あまり見てこなかった。


けれど、一度足を踏み入れたら、そこはユートピアだった。

家族のような仲間がいて、ファンがいて、互いを高めあって支えあって、笑いあって泣きあって。関西ジャニーズJr.という大きなまとまりのそこはかとないパワーと愛を知った。

私はこれから丈くんを、丈橋を、あすかなを、なにわ男子を、関西ジャニーズJr.を応援していきたい。そんな気持ちになった怒涛の約2カ月でした。



プラチナのジェットに乗って気まぐれな奇跡に酔った先には、ユートピアがありました。